5. スクリプトファイルを読み込む

上記の関数など、作成したスクリプトを再利用するためには、 スクリプトファイルとして作成しておくほうが良いでしょう。

スクリプトファイルと言っても、これまで学習した内容を .py ファイルに保存するだけです。 なお、 import 文や変数の定義はファイルをまたいでは引き継がれないため、 スクリプトファイルごとにそれらを適宜記入する必要があるでしょう。

前節で定義した関数をスクリプトファイルとして保存するには、 以下のような内容をファイルとして保存してください。 今回は、これを polar.py として保存したとしましょう。

import numpy as np

def get_xy(r, theta):
    """
    Returns x, y values from polar coordinate variable r (radial coordinate)
    and theta (angular coordinate).
    """
    x = r * np.cos(theta)
    y = r * np.sin(theta)
    return x, y

このスクリプトファイルを読み込むためには、以下のように import 文を用いてください。

import polar

r = np.linspace(0, 1, 31)
theta = np.linspace(0, 4.0 * np.pi, 31)
x, y = polar.get_xy(r, theta)

なお、 import 文で読み込めるスクリプトファイルは、 実行するスクリプトと同じディレクトリ内かパスの通ったディレクトリのみとなります。 任意の場所にあるスクリプトファイルを読み込むためには

import sys
sys.path.append('path/to/script')
import polar

というように、Pythonのカーネルからパスを通す必要があることに注意してください。